さあ、ステマの時間だ。
こんにちは、穂高岬です。今、これにハマってます。
「アクターズスタジオ・インタビュー」はアクターズ・スタジオで副学長を務める、ジェームズ・リプトンが司会のトーク番組です。
アクターズ・スタジオとは…
マーロン・ブランド、マリリン・モンロー、ジャック・ニコルソン、ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープなど数多くの名優を輩出し、20世紀後半から現在までハリウッドを席巻している伝説的俳優養成所です。
この番組の特筆すべきおもしろさ
アクターズ・スタジオの副学長ならではの質問が非常におもしろい!
というより、そんな質問、一般の視聴者は興味あるのか?というくらいマニアックな演技論を聞くことが出来るのです。
例えば「演技に過去の記憶を利用しますか?」という質問。
アル・パチーノの答えは
「あまり使わない。」
なぜ使わないのか?その理由は?
ロバート・デ・ニーロの演技論でおもしろかったのが
「演技力は、本人の人生経験とは関係ないと私は思っている。」
その理由とは?
答えは是非、アクターズスタジオインタビューのDVDでお確かめください。
最後にこのDVDを見て感じたのは、彼らは複数のメソッドを体得しており、それらを役ごとに使い分けているという点でした。ストラスバーグ流、ステラ・アドラー流、サンフォード・マイズナー流などなど。様々な流派を学びそれでもなお貪欲な彼らの演技論。全ての俳優、演出家たちにオススメです。
因みに僕はこれでTSUTAYAで初めて取り寄せのサービスを使いました。便利な世の中です。
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雪です☃
寒い日がつづきますね。
みなさま体調いかがでしょうか?
さて、先日念願の
‘白黒つけない白黒映画’
「フランシス ハ」を観てきました♪
若干疲れてましたが、
この日ばかりはと
なんとか目を見開いて・・!
白黒映像と、David Bowieのどこかドラマチックで懐かしい音楽と
走る走るフランシス&絶妙な転け方(笑)
リズミカル♪
モダンダンサーの夢を追いかけ
割り切れずあきらめきれず、
27歳という年齢になり
まわりからも浮きはじめ。。
親友ソフィには恋人ができ、同居を解消され、住む場所と収入も失うフランシス。
だんだん離れていくソフィに対する痛いくらい膨らんでいく気持ち。と疎外感を
フランシスの明るさとジタバタ感で展開されてゆく。
そして辿りつけたダンサーを目指すフランシスにはちょっとビターで現実的な答え。
そのときのソフィとの関係は
いつしかフランシスが喋っていた
「こんな2人が理想!」というセリフの通りになっていて、
いいな と思うシーンです
最後に「フランシス ハ」の意味に呆気にとられました(笑)
抜けたくくりが最高です♪
雪です☃
最近立て続けに
「好きな映画は?」
という質問に答える機会があり、
“好きな映画はいっぱいあるよ~♪”
から選別しておかないと、
え~~!!
という事態になることに。
それがきっかけでもう一度観た
「ワンダーランド駅で」
1998年のアメリカ映画。
学生のときにタイトルに惹かれて
たまたま観て、
なんだか心地よく、繰り返し観てました。
今もう一度観てみると
‘なんかいいな’ がより確かなものに*
ストーリーはシンプルで
言ってしまえば、主人公の女の人が運命の人であろう男性と出会いそうで出会えないという
ニアミスが連発するじらされる
映画…です(・_・;
それでも心地よく観れるのは
雨の空気感や匂い。
水族館も海もそこにいるかのような空気感があります。
どうやら手持ちカメラを多用してるから
みたい。
今だからこそわかりました。
そして登場人物たちの環境や関係性、事情が的確で、本来は悪役のポジションの人物も含めなんだか愛らしく感じられます。
好きなシーンをひとつ紹介♪
主人公のエリンは
父親の影響もあり、本が大好き。
古本屋さんで本を落とすシーンがあるのですが、店主が何も読まずに閉じるのはいけないといいます。
そのとき読んだ言葉はエリンの孤独感にそっと寄り添ってくれます。
それから度々エリンは目をつぶって本の言葉を選び取るようになります。
これが物語のひとつのキーになります。
そして心情的なシーンにでてくる
あるピアノのフレーズがあります。
シンプルで印象的。
いいもの観たなぁってじんわりくる
映画です。
「一日にひとつキレイなものを見ると、その一日が心豊かになる」
映画の中の言葉ですが、
私もそれを求めて映画を観たり、
音楽を聴いたり、
景色を観たりしているのだと思います。
以前に一度出会えたことが嬉しく感じました^^
長くなってしまいますのでこのあたりで。
映画ってほんとにいいですね・・*
雪です☃*
台風がきたときには
どうなるかと思いましたが、
嵐のあとのスーパームーンの静かな灯りに癒されました・・☆*
先日観た映画
「こわれゆく世界の中で」
登場人物すべてが魅力的に丁寧に描かれていた作品で感動的でしたが、
私はラストからエンドロールへの流れに特に引き込まれてしまいました。
ぼんやりとフォーカスの合わないブルーの映像と光があぶくのようで、
優しくてキレイ♪
それもそのハズで、
後から知りましたが大好きなシガーロスの曲でした・・☆
ストーリーの余韻に気持ちよく浸れます。
エンドロールってやっぱり大事。。
映画の映像とはちがいますが↓
Sigur Ros - Se Lest さて、この映画の邦題は
「こわれゆく世界の中で」
原題は「Breaking and Entering」
ここでは「不法侵入」という意味。
このちがいにびっくり!
邦題の方がなんだかロマンチックですよね(笑)
内容的にも原題のほうがしっくりきます。
そして他にも「17歳の肖像」も観ましたが、(「わたしを離さないで」のキャリーマリガンが素敵です)
これも原題は
「An Education」=“教育”です。
原題と邦題でこんなにちがうなんて
なんだか不思議です。
面白いのが「ゼロ・グラビティ」でした。
原題は「Zero Gravity」ではなく『Gravity』。
無重力 でなく「重力」。
どの映画も内容を観てからだと
原題のほうが私は好きですが、
入り口は邦題の方が入りやすいのかもしれないですね(^^;)
日本への伝え方の特徴がでてますよね。
表現者とは何なのだろう?
芝居なんかやっていて意味があるのだろうか?
映画や演劇なんてなくなってしまっても、世界は今と何も変わらず廻り続けるんじゃないだろうか?
そんな風に考えることがあります。
ご無沙汰してます、穂高岬です。
今日はある映画を紹介したいと思います。
「トガニ」2011年に公開された韓国映画。
韓国光州広域市のろう学校で生徒の少女らに対して校長や教員による性的暴行が日常化していたという実際に起きた事件を元に描いた作品。
この映画、何がすごいってあまりの内容に、韓国で社会現象となりその影響で「トガニ法」という法律を作ってしまったということ。
映画は暴行を行った教員らに対する判決があまりにも軽かったことや社会の関心があまりにも低かったこと、実刑を逃れた関係者がそのまま学校に復帰したことを描いています。
この事件を書いた原作を読んだコン・ユが自ら映画化して出演したいと申し出て活動を行い映画化され、映画公開後に韓国国内で関係者に対する非難の声や再捜査を求める声、同様の事件に対する厳罰を求める声が上がり、ついには法律を改正させたのです。
これが実話かと思うとかなりショッキングな内容、表現でもう二度と見たくないと思う作品ですが、原作者によるとあれでも映画はかなり抑えた表現になっているとのこと。
映画を通して伝わってくるのは、やりきれない怒り。
その強いエネルギーにぐいぐいと引き込まれていきます。
表現者の責任、表現の可能性について考えさせられた作品でした。
表現者を志すあなた!必見です。