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「ワンダーランド駅で」


雪です☃


最近立て続けに
「好きな映画は?」
という質問に答える機会があり、

“好きな映画はいっぱいあるよ~♪”
から選別しておかないと、
え~~!!
という事態になることに。


それがきっかけでもう一度観た
「ワンダーランド駅で」
1998年のアメリカ映画。
学生のときにタイトルに惹かれて
たまたま観て、
なんだか心地よく、繰り返し観てました。

今もう一度観てみると
‘なんかいいな’ がより確かなものに*

ストーリーはシンプルで
言ってしまえば、主人公の女の人が運命の人であろう男性と出会いそうで出会えないという
ニアミスが連発するじらされる
映画…です(・_・;


それでも心地よく観れるのは
雨の空気感や匂い。
水族館も海もそこにいるかのような空気感があります。

どうやら手持ちカメラを多用してるから
みたい。
今だからこそわかりました。


そして登場人物たちの環境や関係性、事情が的確で、本来は悪役のポジションの人物も含めなんだか愛らしく感じられます。


好きなシーンをひとつ紹介♪

主人公のエリンは
父親の影響もあり、本が大好き。

古本屋さんで本を落とすシーンがあるのですが、店主が何も読まずに閉じるのはいけないといいます。

そのとき読んだ言葉はエリンの孤独感にそっと寄り添ってくれます。

それから度々エリンは目をつぶって本の言葉を選び取るようになります。
これが物語のひとつのキーになります。


そして心情的なシーンにでてくる
あるピアノのフレーズがあります。

シンプルで印象的。


いいもの観たなぁってじんわりくる
映画です。

「一日にひとつキレイなものを見ると、その一日が心豊かになる」

映画の中の言葉ですが、
私もそれを求めて映画を観たり、
音楽を聴いたり、
景色を観たりしているのだと思います。


以前に一度出会えたことが嬉しく感じました^^


長くなってしまいますのでこのあたりで。
映画ってほんとにいいですね・・*


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映画「松ヶ根乱射事件」に見る新井浩文の強烈な存在感


※注意!この記事には若干のネタばれがあります。

松が根乱射事件

「俳優には存在感が必要だ」。
これは僕の持論だが、このことについては、以前にもブログの中で取り上げたことがある。

では、「存在感」とはなんなのだろうか?

「俳優は魅力的な人間でなくてはならない」

これもよく言われることだが、では「存在感」と「魅力」とはどのように違うのだろうか?その正体は何なのだろうか?


新井浩文さんという俳優がいる。とてもお芝居の上手い俳優であると思うが、同時に強烈な「存在感」を放っている俳優であると思う。今の日本映画界には欠かすことのできない俳優の一人だ。

「松ケ根乱射事件」はその新井浩文さんが主演の作品である。
山下敦弘監督が、とある地方の田舎町で繰り広げられる悲しくも滑稽な人間模様を辛辣かつ温かな眼差しで描き出すダーク・コメディ。

この田舎町の住人はみなちょっとずつおかしい。そのおかしさとは、喜劇的なおかしさではなくて、薄気味悪いおかしさだ。普段人間が隠している水面下の欲望、歪みを反射させたような登場人物たち。 女性の胸や○をまさぐる子供、頼まれればすぐに下着を脱いでしまう娘…
そんな住人たちの中で、まともなのは警察官役の新井浩文だけ。しかし、物語は衝撃のラスト・・・

この作品を見て僕が思った感想は「やっぱりな。」というものだった。

この作品の中で僕は新井浩文さんをずっと追ってしまっていた。別に意識して見ようと思っていたわけではない。僕は別に新井浩文さんを好きというわけではないし・・・
でも新井浩文さんを見てしまっていた。これは新井浩文が「存在感」のある俳優だからだ。ではなぜ僕は新井浩文を追ってしまったのか?

僕の中で、新井浩文という俳優は「信用できない」人間なのだ。

よく映画のキャッチコピーで「衝撃のラスト!」っていうキャッチコピーがあったり、オチが秀逸な映画が評価されたりしている。これはつまり観客と言うものは驚かされたい、裏切られたい!と思っているわけだ。

しかし、その一方で観客は驚かされたくない、裏切られたくないとも思っている、と思うのだ。これは人間の本能的な部分が働いているのだと思う。
サスペンスなんかを見ていても誰が犯人なのかを予想して見ている。これは本能的にそうしてしまっているのだ。

つまり、「信用できない」ものには注視してしまうのである。

新井浩文の出す強烈な存在感。それは彼の醸し出す「信用できない」雰囲気がその正体なのだと思う。

僕にとって新井浩文という俳優は「魅力的な役者」ではないが、「存在感のある役者」であることは間違いない。

穂高 岬

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