スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画の感想 Uボート編


フリケンです。

やぶ~んさんのクリムゾン・タイドの感想文を読み、
心に突き刺さった映画を思い出したんで、書いてみますです。

作品名 U・ボート ドイツ(西ドイツ)
公開 1982年

この映画も、
以前に書いたブレードランナーと同時期位に映画館で観ました。

公開前に、撮影用に実物大のUボートを作った!
と言う触れ込みなどで、
当時、タミヤMM世代真っ只中のフリケンは、
(タミヤMM世代=田宮模型ミリタリー・ミニチュアで育った当時の少年、現在オッサン)
期待を膨らませ、凄くワクワクしながら映画館に行った記憶があります。

カッコイイ、派手な戦争アクション映画と思ってましたが、
実際は、その対極の映画でした。

狭く、汚い潜水艦内の密室で、
見えない敵からの攻撃に音も声も押し殺し、悲鳴すら出せない、
被弾して限界深度を超え、どんどん沈んでしまう、
極限に追い込まれた乗組員の気が触れる、
再浮上の可能性ゼロ…等など
フリケンは『こんな船には絶対乗りたないっ!』と思いました(^^;)

しかし、戦争映画に在りがちな、
残酷さ、残虐さ、悲しさ、人の絆等を描いている、お涙頂戴の映画ではないです。
また、『こんな酷い事になるから、戦争は止めようね』的な、
単純な反戦映画でもありません。

ラストの強烈な虚無感、虚脱感など、
少年時代のフリケンは観賞後、言い様の無い猛烈な皮肉や矛盾を感じ、
今尚、良い意味でトラウマになっている映画です(^^;)
監督は『戦争の真実』を描きたかったのだと思います。
フリケンは戦後生まれで、本当の戦争は知らないので断定は出来ませんが、
恐らく、この映画は『戦争の真実』にかなり近いのではないかと思われます。

プラモ少年だった当時、戦艦大和やタイガー戦車、ゼロ戦などの
カッコ良さや勇ましさに魅せられ、
せっせとプラモを作っては、戦う姿を想像しながら想いをはせていました。
兵器=戦争する道具と言うのは理解していたつもりでしたが、
この映画は、そんな考えの脳天をカチ割る衝撃でした。
でも、未だにミリタリーモデルや軍モノは大好きです。スンマセン…(^^;)

第二次大戦を描いた映画は無数にありますが、
間違いなく、この作品は5本の指に入る名作だと思われます(^^)
第二次大戦の潜水艦モノでは、
古い作品では『眼下の敵』(アメリカ)や
割と新し目では『U-571』(これまたアメリカ)とか
『ローレライ』(日本)とかがありますが、
これらの作品と比べると、
モデルガンと実銃、はたまたカッターと本物の日本刀、位の差があります。
例外もあるけど、ど~もアメリカの戦争映画って、
『正義のアメリカ!』とか『苦境を乗り越えるアメリカ兵』っぽいのが多い気がします。
『パールハーバー』に至っては、何のリサーチも下調べもせずに、
戦争自体が、ただのラブロマンスの出汁になってたりします(笑)

戦勝国と敗戦国の差なんでしょーかねぇ。
いや、ただ単にアメリカ人が弩バカなだけって気も…(^^;)

ともあれ、ストーリーや圧倒的な画面密度、演出、迫真の演技など、
戦争映画抜きにしても、十二分に楽しめる作品やと思いますです、ハイ。
スポンサーサイト

| 劇団残夢・のこんのゆめホーム |

コメント

大学受験の新宿の大スクリーンで、
あの潜水艦内部の、「右往左往の
混沌」に放り込まれたのが初見でした。

それまでの戦争映画と言えば
「作戦戦略もの」しかない時代に、
さすがはドイツ映画、この映画の無常感は
強烈でした。
「地獄の黙示録」とも違う凄まじいリアリズム。
以降の潜水艦もの、特に日本映画はその
足元にも及べない、そういう作品でありますね。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://nokonnoyume.blog105.fc2.com/tb.php/90-19420366
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザーのみ)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。